【Circular Economy Hub】10/30オンライン「Refuturing: 情緒的耐久性をどうデザインする?リペアをめぐる最新研究と事例から考える“愛着”の正体」を開催します

2026.10.26

当社が運営する「Circular Economy Hub」は、2021年より毎月開催してきたサーキュラーエコノミーが各業界や領域に広がる未来像を学んでいただけるオンライン学習プログラム「Circular X」を、「Refuturing(リフューチャリング)」としてリブランディングし、新たなシリーズとして始動しました。未来を再構想する対話の場として、毎月開催しています。

10月のテーマは、「情緒的耐久性をどうデザインする?リペアをめぐる最新研究と事例から考える“愛着”の正体」です。

情緒的耐久性をどうデザインする?リペアをめぐる最新研究と事例から考える“愛着”の正体

私たちは、どんな製品をより大切に長く扱いたいと思い、もし壊れてしまったとしても修理したいと思うのでしょうか。サステナブルデザインやサーキュラーデザインの領域で長らく注目されている概念の一つが、「Emotional Durability(情緒的耐久性)」という考え方です。情緒的耐久性とは、製品がどれだけ壊れにくいか(Physical Durability/物理的耐久性)ではなく、使い手がその製品とどれだけ長く心のつながりを保ち続けられるかに注目した概念であり、製品そのものではなく製品と利用者との「関係性」に宿る耐久性を意味します。

情緒的耐久性という概念は、英国のデザイン研究者ジョナサン・チャップマン氏により、2005年の著書「Emotionally Durable Design: Objects, Experiences and Empathy」の中で提唱されました。2018年には同氏らが公表した「Emotional Durability Design Nine—A Tool for Product Longevity」の中で、情緒的耐久性のためのデザインが具体的な9つのテーマ(関係性、物語、アイデンティティ、想像力、対話、意識、誠実さ、素材性、進化可能性)と38の戦略に落とし込まれ、具体的な設計手法として整理されています。

この「情緒的耐久性」は修理欲求との関連性が深く、昨今サーキュラーエコノミーにおいて注目されているリペア(修理)の普及やRight to Repair(修理する権利)の実現にも深く関わります。今回のRefuturingでは、オランダ・アムステルダム発の「リペア・カフェ」を題材とするIDEAS FOR GOODオリジナルドキュメンタリー「The Repair Cafe」を制作し、欧州現地のリペアカフェ・ムーブメントにも精通している瀬沢正人(アムステルダム在住)とともに、ドキュメンタリー鑑賞者を対象とした情緒的耐久性に関する調査・研究結果や、国内外の最新研究・実践事例をご紹介しながら、下記のトピックについて掘り下げていきます。

当日のイベントのトピック

  • 情緒的耐久性(Emotionally Durable Design)とは何か?
  • 情緒的耐久性のためのデザイン
  • 情緒的耐久性をどのように伸ばせるか?(テーマと戦略)
  • 情緒的耐久性をめぐる戦略は、製品カテゴリによってどのように変わるのか?
  • 情緒的耐久性のデザインをめぐる課題とジレンマ
  • 欧州と日本における情緒的耐久性のアプローチの違い
  • リペア(修理)・ケアの視点から考える情緒的耐久性

※参考記事:Circular Economy Hub「製品寿命延長に「情緒的耐久性」が重要な理由と6つのデザイン戦略とは?」

当日のイベントに関わるキーワード

本イベントは、下記キーワードに関心をお持ちの方に大変おすすめです。

#サステナブルデザイン #サーキュラーデザイン #情緒的耐久性 #リペア #リペアカフェ #修理する権利 #循環型プロダクトデザイン #循環型サービスデザイン #リレーショナル・デザイン #ケア #日本文化

イベント概要

  • イベント名:Refuturing: 情緒的耐久性をどうデザインする?リペアをめぐる最新研究と事例から考える“愛着”の正体
  • 日時:2026年10月30日(金)19:00-21:00(開場:18:50)
  • 定員:30名(先着順)
  • 言語:日本語
  • 場所:オンライン(Zoomで配信いたします)
  • 参加費用:
    • 一般:2,000円
    • ニュースレター登録者:1,500円(ニュースレター中のクーポンコードをご入力ください)
    • Circular Economy Hub 読者会員:1,000円(Circular Economy Hubサイトで当イベントの告知記事にログインのうえ、最下部記載のクーポンコードをご入力ください)
    • Circular Economy Hub コミュニティ会員:無料(Slackにて配信する無料クーポンコードをご入力ください)
    • 学割チケット:1,000円(大学院生・社会人を除く。参加者情報記入フォームに学校名をご記入ください)

※コミュニティ会員・読者会員の詳細はこちら(コミュニティ会員へご参加いただくと、過去イベントのアーカイブ動画が無料でご覧いただけます。(一部を除く))

▶️ イベントの詳細・お申込み:https://peatix.com/event/5243518

当日の流れ

  • 19:00:オープニング・イントロダクション
  • 19:10:インスピレーショントーク
    • 加藤佑(アーティクル株式会社 代表)
    • 瀬沢正人(アーティクル株式会社 IDEAS FOR GOOD クリエイティブ・ディレクター/「The Repair Cafe」監督)
  • 20:10:パネルディスカッション テーマ「情緒的耐久性をどうデザインする?」
    • 加藤佑(アーティクル株式会社 代表)
    • 瀬沢正人(アーティクル株式会社 IDEAS FOR GOOD クリエイティブ・ディレクター/「The Repair Cafe」監督)
  • 20:55:クロージング
  • 21:00:終了

※上記の予定は変更となる場合がございます。

スピーカー

加藤 佑(アーティクル株式会社 代表取締役)

社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」創刊者。循環経済専門メディア「Circular Economy Hub」、横浜市における循環都市移行プラットフォーム「Circular Yokohama」を展開。企業・自治体・教育機関との連携によりサステナビリティ・循環経済推進に従事。ニッコー株式会社・社外取締役。大学院大学至善館 Circular Futures Design Center センター長・特命准教授。東京大学教育学部卒。

瀬沢 正人(アーティクル株式会社 IDEAS FOR GOOD クリエイティブ・ディレクター/「The Repair Cafe」監督)

オランダ・アムステルダム在住。IDEAS FOR GOODクリエイティブ・ディレクター。サステナビリティやサーキュラーエコノミー領域を中心に、映像制作、リサーチ、企業・行政との共創プロジェクトを手がける。監督作「リペアカフェ」では、企画・撮影・編集・翻訳を担当。ジャーナリストとしては、フィンランド環境大臣など欧州の政策担当者、研究者を取材。デンマークのフォルケホイスコーレ卒業生。アムステルダム大学夏期コース Circular City 修了。

イベントシリーズ「Refuturing」について

Circular Economy Hub が展開する月1回のイベントシリーズ。持続可能な循環型の未来への移行を牽引するソートリーダーや実践者をゲストに迎え、多様な視点から直線的な成長の物語を問い直し、人間と自然、現在と未来との関係性を編み直すサーキュラーデザインのあり方を探索します。

※Refuturing(リフューチャリング)とは?:気候危機や紛争などが複雑に絡まり合うポリクライシス(複合危機)を引き起こし、私たちから持続可能な未来を奪いつつある(Defuturing:デフューチャリング)既存の経済社会システムや制度、価値観を前提から問い直すことで、人と世界との関係性を修復し、あり得たかもしれない別の未来やより望ましい未来を再構築するための思考法や実践

主催:Circular Economy Hub

アーティクル株式会社が運営するサーキュラーエコノミー(循環経済)専門メディア&プラットフォームです。国内外のサーキュラーエコノミーに関する最新動向や事例、洞察、イベント、ワークショップなどを提供。日本と世界各地にいる編集部メンバーの専門的知見と国内外のネットワーク、実務経験から得られたノウハウを通じ、企業・自治体の皆様のサーキュラーデザイン、サーキュラービジネス、サーキュラーシティ移行を支援しています。
URL:https://cehub.jp

自治体向けサーキュラーシティ移行支援

イベントの詳細・お申し込み

▶️ イベントの詳細・お申込み:https://peatix.com/event/5243518